日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

定理1.9 ボルツァノ・ワイエルシュトラスの定理 11項

 S⊂\mathbb{R}

 S:有界無限集合

とする.このとき, Sの互いに異なる点から成る数列 \{a_n\}で,ある数に収束するものが存在する.

(証明)

 条件より S有界であるので

 y=[M]_{\mathbb{R}} s.t. ( ∃M∈\mathbb{R})  ①

 x=[a]_S s.t. ( ∀a∈S)  ②

 a≤M 

と表示できる.これに対して

 z=[n]_{\mathbb{N}} s.t.  n:=1  ( ∀n∈\mathbb{N})  ③

 a_1=M

の場合を考えると

 s=[ε]_{\mathbb{R}^+} s.t.  ε:=1  ( ∀ε∈\mathbb{R}^+)  ④

 t=[N]_{\mathbb{N}} s.t.  N:=1   ( ∃N∈\mathbb{N})  ④

について

 a_1-M=0

であるから

 1≥1 ⇒ |a_1-M|=0 <  1

が成立する.すなわち

 n≥N ⇒ |a_n-M| <  ε

である.

 したがって

 \displaystyle\lim_{n→∞}a_n=M

を得る.▢