すなわち
(∀-除去) s.t.
とする.このとき,このような不等号の関係は < に帰結する,ことを示す.
(証明)
1 (1) 仮定
i.e. <
2 (2) < 仮定
i.e.
2 (3) 2.∧-除去
1,2 (4) < 1,3.三段論法
(5) < 1-4.∨-除去
(6) < 5.∀-導入
もしも,(2)でを仮定すると,∨-導入により(1)を繰り返すことになるので,を実質的には選べない.そして,選言三段論法により < が確定する.また, < からが帰結することは∨-導入により直ちにいえる.▢
- 結論
不等号という関係はすべて「<」及び「>」の何れか1個に決まることがわかった.