日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

三者択一の法則と等号の定義

 実数体の性質として,三者択一の法則は認められるが,しかし,これが複素数体のときや,より一般の順序集合で認められるのかは,まだわからないので便宜的に実数の性質ということにする.さて,三者択一の法則とは

 ∀x[x∈\mathbb{R}→∃x[x∈\mathbb{R}∧x=a]]

 x=[a,b]_{\mathbb{R}} (∀-除去) s.t.

 a <  b    a=b    a >  b

の何れか1個が成立する,ことをいう.ここで,等号の定義を

 a=b:⇔[a <  b∧a > b]

と定める.つまり,三者択一の法則が成り立たないときに,等号が出現する.これより,集合の元だけでなく,集合の等号も次のように定義する.1つの集合 A,Bに対して

 A=B:⇔[A⊂B∧A⊃B]

と決める.