文英堂『高校これでわかる数学Ⅰ+ A』2012
とする.このとき次の式の二重根号を外して簡単にせよ. (解答の方針) に対して ∃-仮定 と置く.このとき である.ここで > i.e. > より と成る.したがって ∃-除去 を得る.
とする. のとき,次の式の値を求めよ. (1) (2) (3) (解答の方針) (1)について まず,与えられたについて有理化を行う.すなわち ∃-仮定 である.次に に対して と書ける.すなわち ∃-除去 を得る. (2)について ∃-仮定① に関して ここで ∃-仮定② と置く. …
とする.このとき をの式で表せ. (解答の方針) ∃-仮定 より与式から ∃-導入 を考え,これを展開すると である. したがって ∃-除去 と書ける.そして,その他の仮定はないので∀-導入可能であるから () ( < ) ☆ を得る. ☆について ∧と∨は使用制限しているの…
とする.このとき次の式を計算せよ. (1) (2) (解答の方針) (1)について ∃-仮定 と置く.このとき与式は ∃-導入 ∃-除去 である. (2)について ∃-仮定 と置く.このとき与式は ∃-導入 ∃-除去 で書ける.
とする.このときを分数の形で表せ. (解答の方針) ∃-仮定 と置く.いまを考える.すなわち である.このようなからを引くと を得る.したがって と計算することができるので ∃-導入及除去 で表される. ☆ 実数のパラメタというのは,どんな実数を代入しても…
とする.このとき を因数分解せよ. (解答の方針) ∀-除去 ∃-仮定 と置く.これより与式は で表される.さらに∃-導入と∃-除去から であるので,その他の仮定はない.したがって,この論証には∀-導入が適用可能であるから ∀-導入 を得る.
とする.このとき,次の式を因数分解せよ. (1) (2) (3) (4) (解答の方針) (1)について ∀-除去 より ∀-導入 と書ける. (2)について ∀-除去 より ∀-導入 で表される. (3)について ∀-除去 より ∀-導入 である. (4)について ∀-除去 より ∀-導入 を得る.
147項 類題111 問題略 (解答) :全体集合 に対して (∧-除去) (Ⅰ) < または (Ⅱ) より(Ⅱ)を棄却 これより と置く.このとき (1)について i.e. i.e. i.e. これより である. (2)について ここで を用いて を得る. (3)について を得る.▢
第5章 場合の数と確率 146項 第1節 場合の数 1. 集合の要素の個数 基本例題111 問題略 (解答) (1)について :全体集合 の個数は とくにに対して (∧-除去) (Ⅰ) < (と矛盾するので省いてもよい) または (Ⅱ) 補足 ∧-除去でを考えてもよい.この場合は (Ⅰ) < (Ⅱ)…