とする.このとき次を示せ.
(1) の元の位数 < とするときに対して
が成立する.
(記号の量化)
量化できるもの
① について
より
()
からは全称,は特称である,とわかる.これより
例 とは何か?
集合
を考える.このとき,たとえばである,とする.すなわち
との共通部分は
である.これよりとしてを考えると
② について
対象言語
(証明の方針)
(⇒)
を示す.
1 (1) 前提
1 (2) 1. ∀-除去
3 (3) 仮定
4 (4) 仮定
3,4 (5) 3,4. ⇒-除去
i.e.
それゆえである.すなわち.これよりであるからを得る.
3,4 (6) i.e. () 5.
3,4 (7) 6.
3,4 (8)
7. ∃-導入(2回適用)
1 (9)
8. ∃-除去(2回適用)
1 (10)
9. ∀-導入
(⇐)
を考える.
1 (1) 前提
1 (2) 1. ∀-除去
3 (3)
仮定(2回)
4 (4) 仮定
3,4 (5) 3,4. ⇒-除去
しかし,これ以上の論証はできないので,必要条件は成立しない.したがって,命題は十分条件のみが成り立つ,と考えられる.