日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

原始写像とは何か?

 \displaystyle\int f(x)dx:=dF(x)

原始関数 F(x)とは

 F'(x)=f(x)

 F'(x):=0
 f(x):=0

をみたすものをいう.このとき xの方程式 f(x):=0の解 x

 x:=F(x)    ( xは自由変項)

と置いたものが原始写像である.この原始写像微分すると

 dx:=dF(x)  ( xは自由変項)

i.e.  \displaystyle\int f(x)dx:=dF(x)

写像積分に成る.

 y=x^2の例

 \displaystyle\int x^2 dx = dF(x)

 f(x):=x^2に対して方程式を立て,これを解けば

 x^2=0 i.e.  x=0

を得る.ここで x:=F(x)と置くと

 F(x)=0 i.e.  dF(x)=0

したがって

 \displaystyle\int x^2 dx = 0

である.

  • 原始関数と原始写像の違い

 原始関数の xは束縛変項であるのに対して,原始写像 xは自由変項である.これより変数及び定数はすべて自由変項で考える.