- 実数で考えるが,自由変項を扱う実関数を写像と呼ぶことにする.
- ここでは,関数(束縛変項)ではなく,写像(自由変項)で考える.
- 自由変項が自由変項以外の値をとりながら,に限りなく近づくとき,写像の値が一定の値に限りなく近づくなら,がに近づくときのの極限値はである,といい
乃至(強選言) ()
で表す. - 例1 の極限値について
⓪ 与えられた自由変項
①
s.t. ①
s,t, ②
s.t. ③
s.t. < < <
を示す.
・補足
左側極限については, < となるような < < が必ず存在するとは限らない,と考えたこともあったが,これは存在充足性(such.that.)の性質により,そのような条件をみたすものが1個でもあればよいと考えられるため,左側極限も観ることができる.
< <
を仮定する.このとき
と置けば
<
を得る.したがって
である.▢