- 定理2.7 ロルの定理 54項
とする.このとき,が(開閉どちらでも)区間で連続,(開閉どちらでも)区間で微分可能なときとなる( < < )が存在する.
(準備)
- 関数について
s.t.
s.t.
s.t.
i.e.
とする.
- 閉区間について
i.e. < < 選言三段論法
- 開区間について
< <
< < i.e. ∨-導入
(証明)
条件より関数は
s.t. < <
で連続・微分可能である.とくにに対して,仮定からは(開)区間で微分可能であるから,を得る.したがって
s.t. < < s.t.
が成立する.▢
- 補足
s.t. < < s.t.
の意味は,このような条件をみたすが1個でもあればよい,ということである.これを確かめるには,となるが少なくとも1個, < < となるが少なくとも1個あることがわかればよい.