- 速度と加速度
i.e. 実数直線上の点
とする.このとき,点の位置を
とする.但し
である.そして,導関数
を速度とよぶ.
また, > < )とはが軸上,正の方向(または負の方向)へ進むことを意味する.ここで,を速さという.
- まとめ
s.t.
より
()
また, s.t. も同様.
例
に対して
より
である.
- 平面上の点
平面上を運動する点の,時刻での位置を
とする.但しがの微分可能な関数である.このとき,ベクトル
を速度といい,その長さ
を速さとよぶ.
さらに,がの2回微分可能な関数とするとき,ベクトル
を加速度という.
- まとめ
実数直線の点と同様にして,座標平面の点に関してもより
である.
例
したがって
である.
同様にして,加速度も
i.e.
などと書ける.これより,点は静止状態で時刻のみが動くことがわかる.つまり,点の位置は時刻に依存して決まり,点それ自体は動いていない,と考える.