日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

定理1.7の系 25項

  • 定理1.7の系 25項

 多項式は連続関数である.また,有理式は分母が 0にならない所で連続関数である.

(証明)

(1) 多項式について

 k=[n]_{\mathbb{Z}_{≥0}} s.t. ( ∀n∈\mathbb{Z}_{≥0})

 f(x):=a_nx^n+a_{n-1}+\cdots +a_2x^2+a_1x+a_0 ( a_0,...,a_n∈\mathbb{R})

と置く.このとき

 α(x):=f(x)

に対して

 α(x)→α(c) ( x→c)

を示す.但し

 x:個体変項(正の実数)

 c:個体定項(正の実数)

 α(x):xの関数

である.多項式 f(x)に対して n:=0と置けば

 α(x)=f(x)=a_0 ( a_0∈\mathbb{R})

であるから,実質的に多項式関数を実関数と考えてよい.それゆえ, x:=cに対して

 α(x)→α(c) ( x→c)

が成立する.

(2) 有理式について

 (1)と同様にして多項式

 g(x):=b_nx^n+b_{n-1}+\cdots +b_2x^2+b_1x+b_0 ( b_0,...,b_n∈\mathbb{R})

と置く.このとき

 \displaystyle\frac{a_0}{b_0} ( a_0,b_0∈\mathbb{R},n:=0)

という実関数で考えれば, x:=cのとき定理1.17より連続関数の商は連続関数であることからわかる.▢