日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

問 1.2 5項

 x,y,z,......:1つの束縛変項

 a,b,c,......:1つの自由変項

 H≤G

 K_1,K_2≤G

 K_1,K_2⊂H

とする.このとき

 K_1∧K_2⊂H

が成立する.

(証明の方針)

 F:=K_1∧K_2

と置く.いま

 ∀x[x∈F→x∈H]

を示す.そのために

 ∀x[x∈F]\vdash ∀x[x∈F→x∈H]

をいえばよい.

1 (1)  ∀x[x∈F] 前提

1 (2)  a∈F 1. ∀-除去

3 (3)  a∈H 仮定  ☆

1 (4)  a∈F→a∈H 2-3. →-導入

1 (5)  ∀x[x∈F→x∈H]

 したがって K_1∧K_2⊂Hが示された.

☆について

  K_1,K_2⊂Hであるから K_1 K_2の元はすべて Hに属するので,このような仮定は許される.