とする.このとき
(1) に対して
(ア)
(イ)
(2) 分配法則
(ア)
(イ)
(3)
(ア)
(イ)
が成立する.
(証明)
(1)
(ア) を示す.
を仮定する.このとき
s.t.
に対して
と置けば,についてもが存在する.したがって,→-導入より
と書ける.すなわち
が成立する.
(イ) を示す.
を仮定する.このとき
に対して
であるから,→-導入より
i.e.
が成立する.
(2) 分配法則
(ア) ① を示す.
を仮定する.このとき
s.t.
に対して
と置けば
について定理2.3を適用すると
である.したがって
を得るので①が示された.
② も①と同様に示される.
(イ)
① を示す.
を仮定する.このとき
i.e.
(∧-除去)
(∧-除去)
これらに∨-導入を各々適用すれば
と書ける.すなわち
i.e.
を得る.したがって,→-導入より①が示された.
② も①と同様に示される.
(3)
(ア)
(⇒) を示す.
を仮定する.このとき
s.t.
について
と置けば
と書ける.これに対して
を仮定すればは1をも含むので,仮定
よりを得る.したがって,→-導入から(⇒)が示された.
(⇐) を示す.
を仮定する.このとき
を仮定すればのとき仮定からを得る.それゆえ,→-導入より(⇐)が成立する.
(イ)
(⇒) を示す.
を仮定する.このときを仮定すると,→-除去から
を得る.すなわち
であるから
も成立する.それゆえ,→-導入より(⇒)が成立する.逆も同様.▢