日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

命題 1.2.5 整域での簡約律は矛盾許容論理を採用する限り不成立であること

 (R, +, \cdot):1つの整域

とする.このとき

 ∀a∀b∀c[c∈R→[b∈R→[a∈R→c≠0_R→a\cdot c=b\cdot c]]]

 \vdash ∀a∀b∀c[c∈R→[b∈R

 →[a∈R→c≠0_R→a\cdot c=b\cdot c→a=b]]]

(論理式のつくり方) ☆証明の方法ではない

  • 前提の論理式について

①  c≠0_R→a\cdot c=b\cdot c

②  ∀c[c∈R→[c≠0_R→c=c]]

③  ∀b∀c[c∈R→[b∈R→c≠0_R→c=b\cdot c]]

④  ∀a∀b∀c[c∈R→[b∈R→[a∈R→c≠0_R→a\cdot c=b\cdot c]]]

  • 命題が不成立であることの理由

私は矛盾許容論理を採用している.そのため

(1) 対偶が採れない

(2) 選言三段論法を用いることができない

なお,私が選言三段論法を使うと,ほとんどの判断が自明になってしまう.これだと爆発律を制限した意味がないので,そのような三段論法の使用を控えた.