とする.このとき,はなりとはならず,との間には中間者がない,すなわち,はであるかまたは非であるか,何れかである.
i.e. ∨
を排中の原理という.数学では,たとえば
というように表すことがある.すなわち
i.e. < ∨
である.これより,数学は強選言を採用している,と考えられるので
は ∨ は
のうち,一方のみが成立する,と解する.または ∨ はに対して
1 (1) は ∨ は 前提
2 (2) 仮定
(3) 1-2. 選言三段論法
あるいは
1 (1) は ∨ は 前提
2 (2) 仮定
(3) 1-2. 選言三段論法
というように,ははが強選言であることを示す.以後,この部分を省略して
は ∨ は i.e. あるいは(乃至)
と表示する.ここで,乃至というのは強選言を意味する接続詞である.