日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

学而第一(1日目)

(1) 子日学而時習之不亦

【単語】

【発音】

シ 漢

ス 呉

【意味】

① こども。

② ひと。

③ 男子の敬称。

④ たね、たまご。

⑤ 極めて小さいもの。

⑥ 五等爵(子爵)。

⑦ 十二支の一番目、北、午前零時。

【単語】

【発音】

ジツ 漢

ニチ 呉

【意味】

① 太陽。

② 昼。

③ 二十四時間のひとくぎり。

④ 日数の単位。

⑤ 毎日。

⑥ 以前。

⑦ あるとき、いつか。

⑧ 日本の略。

【単語】

【発音】

カク 漢

ガク 呉

【意味】

① 教えを受けてならう、ならう。

② 教育機関

③ なまぶ者。

④ 知識の体系。

⑤ 教える。

【単語】

【発音】

ジ 漢

ニ 呉

【意味】

① 相手を指すことば、汝。

② そうして、それで。

③ しかも、しかるに、しかれども、けれども(逆接)。

【単語】

【発音】

シ 漢

ジ 呉

【意味】

① 季節。

② 過去から現在。

③ あるとき、このごろ。

④ ちょうどよいとき。

⑤ ときどき、ときに。

⑥ 機会を狙う。うかがう。

⑦ つかさどる。

⑧ これ、この。

【単語】

【発音】

シュウ 漢

ジュウ 呉

【意味】

① まなぶ、ならう。

② 熟達する、なれる。

③ 繰り返された方法、しきたり、ならわし。

④ なれ親しむ者。

⑤ 習習 1.そよそよとやわらかい風が吹くさま。2.飛び動くさま。

【単語】

【発音】

シ 漢呉

【意味】

① ゆく、いたる。

② これ、この。

③ 「の」(所有、主語)。

④ 語調をととのえる助字。

⑤ 語順を倒置させる。

【単語】

【発音】

Ⅰ フ 漢 ブ 呉

Ⅱ フウ 漢 フ 呉

【意味】

Ⅰ 否定をあらわす。

Ⅱ ~なのかどうか?

【単語】

【発音】

エキ 漢

ヤク 呉

【意味】

同じことがもう一度起こる。

(2) 説乎有朋自遠方来不亦

【単語】

【発音】

Ⅰ エツ 漢

Ⅱ セツ 漢 セチ 呉

Ⅲ ゼイ 慣 セイ 漢

【意味】

Ⅰ よろこぶ、たのしむ。

Ⅱ 

① とく。

② 考え、理論、意見。

③ はなし、ものがたり、うわさ。

Ⅲ 人を説得して自分の考えに従わせる。

【単語】

【発音】

オ 慣

コ 漢

【意味】

① ~であろうか、疑問をあらわす。

② ~であろうか、そうではない。反語をあらわす。

③ 「かなあ」をあらわす。

④ よびかけをあらわす。

⑤ 助字で、状態をあらわす。

⑥ 助字で、場所、対象、比較などをあらわす。

【単語】

【発音】

Ⅰ ユウ 漢 ウ 呉

Ⅱ ユウ 漢 ウ 呉

【意味】

① 存在する。

② 持ち続ける。治める。たもつ。

③ ゆたかである、多い。

④ 王朝名などの名詞や動詞につく接頭語。

Ⅱ 加えて、さらに、また。慣用的には「又」。

【単語】

【発音】

ホウ 漢 ボウ 呉

【意味】

① 学友。

② 仲間(仕事や目的が同じ人)。

③ ならぶ相手(匹敵)。

④ 仲間をつくる。むれる。

【単語】

【発音】

シ 漢 ジ 呉

【意味】

① じぶん、本人。

② 自ら。

③ しぜんに。

④ ~から。

【単語】

【発音】

Ⅰ エン 漢 オン 呉

Ⅱ エン 漢 オン 呉

【意味】

① (距離が)とおい。

② 奥深い。

③ 親しくない、うとい。

Ⅱ ひきはなす、とおざかる。

【単語】

【発音】

Ⅰ ホウ 漢呉

Ⅱ ホウ 漢

【意味】

① ならべる。

② 比較する。

③ 四角形。

④ 木簡。

⑤ 正しい、正直である。

⑥ 向き、かた。

⑦ 地、大地。

⑧ 土地、地域。

⑨ わざ、技術。

⑩ 同じ数を掛け合わせる。

⑪ さからう。

⑫ ちょうど、まさしく。

⑬ ちょうどそうなる。

Ⅱ さまよう。

【単語】

【発音】

Ⅰ ライ 漢呉

Ⅱ ライ 漢呉

【意味】

① くる。

② まねく、きたす。

③ きたる。

④ そのときから。

⑤ 助字で、語調をととのえる。

Ⅱ ねぎらう。

(3) 楽乎人不知而不慍不亦

【単語】

【発音】

Ⅰ ガク 漢呉

Ⅱ ラク 漢呉

Ⅲ ゴウ 漢 ギョウ 呉

【意味】

① 音楽を生み出す。

② 演奏者。

Ⅱ こころよい、たのしい。

Ⅲ このむ、ねがう、たのしむ。

【単語】

【発音】

ジン 漢 ニン 呉

【意味】

① ひと。

② 自分以外のひと。

③ すぐれたひと。

④ ひとりひとり。

⑤ ひとをかぞえることば。

【単語】

【発音】

Ⅰ チ 漢呉 シ 唐

Ⅱ チ 漢呉

【意味】

① みとめる、感じとる、理解する、見分ける、さとる、しる。

② 覚える。

③ しらせる、しらせ。

④ しりあう、しりあい。

⑤ 治める、つかさどる。

Ⅱ ものごとの本質を見抜く力、知恵。

【単語】

【発音】

ウン 漢 オン 呉

【意味】

うらむ、いかる。

(4) 君子乎

【単語】

【発音】

クン 漢呉

【意味】

① 国や領地を治める人、天子、諸侯、大夫(貴族)。日本での大夫はもののふの意味もある。

② 統治者。

③ 封号(たとえば平原君)。

④ 先祖や父母を敬うことば。

⑤ 相手を敬うことば。

【翻訳】

(1) 子日学而時習之不亦

直訳

昼の12時を知らせることが繰り返される。

意訳

同じ毎日が過ぎて行く。すなわち、いくさの毎日だ。

(2) 説乎有朋自遠方来不亦

直訳

君、友好な国のあるじが何度も来る。

意訳

(王よ)聴いてください。戦争が終わりません。

(3) 楽乎人不知而不慍不亦

直訳

平和を願う、人を知らないからうらみもない。

意訳

正しい統治者がいないから、この(戦争の)繰り返しだ。

(4) 君子乎

直訳

君主よ(領主よ)。

意訳

① 君こそ(読者のあなたが)国を統治するべき人物だ。

② これを読めば統治者に相応しいといえる。

【まとめ】

学而第一とは、戦国の世で学ぶべきこと(読むべきこと)の第一というような意味ではないだろうか。読んでいて君主に提言しているイメージが出てきた。