日記2

自然演繹を積極的に用いたい.

クロネッカーのデルタ 12項

 単位行列 E (i,j)成分を δ_{ij}で表せば

 k=[i]_{\mathbb{Z}^+} s.t.

 r=[j]_{\mathbb{Z}^+} s.t.

 δ_{ij}:=

 1  (i=j)

 0  (i≠j)

であり,これをクロネッカーのデルタとよぶ.但し, i,jのとり方は n次正方行列の表示に依存する.つまり,行列成分 a_{ij}に対して a_{11}=1,a_{21}=0など.

例 

  (n,n)単位行列 E_{ij} (p,q)成分は δ_{ip}δ_{jq}で表される.すなわち

 u=[p]_{\mathbb{Z}^+} s.t.

 v=[q]_{\mathbb{Z}^+} s.t.

 E_{ij}=δ_{ip}δ_{jq}

である.たとえば

(1)  E_{21}=0について p:=1,q:=2と置ける.i.e.  E_{21}=δ_{21}δ_{12}.

(2)  E_{22}=1について p:=2,q:=2と置ける.i.e.  E_{22}=δ_{22}δ_{22}.

 たとえば3次正方行列の単位行列を考えると(行列成分の個数は9個)

 E_{ij} ( i≠j)

について,対角成分は1であり,その個数は3個である.したがって

 9-3=6

が行列成分0の個数である.