- 命題1.2 9項
とする.このとき
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
が成立する(真).
(証明)
(Ⅰ)について
同一の原理よりであるから
(∨-導入)
を得る.
(Ⅱ)について
(∀-除去)
の対偶
を示す.
- 補足
条件はであるが,論証は仮定の話(対偶)なのでを仮定してもと矛盾しない.この段階では各判断の真偽は知り得ない.
1 (1) 仮定
2 (2) 仮定
(3) 空集合の定義
2 (4) 2,3.¬-除去
(5) 2-4.¬-導入
(6) 1-5.→-導入
(7) 3.∀-導入
ゆえに対偶が真なる命題であり,元の判断も真なる命題であることがわかったので
(元の判断も真なる命題)
i.e.
が示された.
(Ⅲ)について
(∀-除去)
を示す.
1 (1) 仮定
2 (2) 仮定
3 (3) 仮定
(4) 空集合の定義
3 (5) 3,4.¬-除去
(6) 3-5.¬-導入
(7) 2-6.→-導入
(8) 1-7.→-導入
(9) 8.∀-導入
したがって
i.e.
を得る.▢